このブログをみつけてくれた皆様、ありがとうございます。
ここでは「インクルーシブ」について考えることをコンセプトとして様々な情報発信を行っております。
今はSDGsに関連づけていろいろとお伝えしております。とても壮大なテーマなので、少しずつかみ砕いて…わかりやすく情報を提供できるよう頑張っております…。
持続可能な社会のための教育?
はい、というわけでここから本題に入っていこうと思いますね。
とはいえ、テーマが広すぎるんです…。
このテーマはとても1記事では書ききれないのでいくつかに分割してお届けします…。
まず、お話したいのは…
持続可能な社会を作っていくための教育…とはどういったものなの?
ということです。
これについては…
持続可能な開発のための教育(ESD)
として定義されております。
ESD:Education for Sustainable Development
持続可能な開発のための教育(ESD)
今回の記事は、このESDという言葉について触れることにします。
ESDとは…
地球規模の課題を自分事としてとらえ、その解決に向けて自ら行動を起こす力を身につけるための教育
という風に言われております。
SDGsとESDはどんな関係?
今でこそSDGsという言葉が広く浸透されてきて、言葉くらいなら聞いたことがあるという人がほとんどだと思います。
しかしESDという言葉については多分聞きなれない方も多いんじゃないかと思います。
ESDという言葉は、SDGsを実現するなかで、実現されるべき事柄の一つということですね。
持続可能な社会を作るために必要な教育…ということです。
ESDという言葉の歴史をざっくり…
このESDという言葉自体は2002年ごろから使われていたそうです。
そんなに前から、持続可能な世界についての必要性を説いているとは…
2002年なんて、私は中2ですよ…。
絶賛中二病ですよ…。
どうでもいいですけど、このころはプレステの「メタルギアソリッド」にハマってましたね…。
ほんとにどうでもいい話でした…(笑)。
2002年ごろに日本政府、NGOからESDについての提唱がはじまり…
国連の会議で、頑張っていきましょう的な話になって…
ユネスコ様が、その主導権を握ることになり…
2005年に国連本部のニューヨークでESD実現の為の10年計画開始式典があり…
2009年のドイツでESDの世界会議があり…
その他、いろいろありますが…
そして2020年にSDGs達成の為に2030年を目途にしたESD実施計画が策定されたのですねぇ。
というのが、ざっくりとした経緯になります。
ESDが求められる背景
では、どうして持続可能な社会を作る為の教育が求められてきているのかについて少し触れてみましょう。
自分事だと気づくための教育
先ほど、申し上げました通り…
地球規模の問題を自分事としてとらえる
ということが重要です。
環境問題なんかがわかりやすいのかなぁと個人的には思います。
例えば…
世界の二酸化炭素を減らそう!
という目標が掲げられていますね。
いざピンとくるかと言われると…
何すればいいのとか、自分一人が頑張ったところで…という風に考える人も少なからずいるのではないでしょうか?
ここの意識改革が必要なのですね。
身近なところで行動を開始することで、得た学びを実生活や社会の変容へつなげる…。
この言葉は文部科学省様が掲載している資料の言葉なのですが、
この言葉から推察すると…学びがなければ行動を起こすこと、社会を変えることは起こりえない
と解釈することができます。
なので、自分の行動がどのようにつながって世界に影響を与えるのか…
良い側面と悪い側面から教え、伝えることが重要なのですね。
それっぽい言葉で言うと、
ローカルとグローバルを統合する。
ということです。
ESD国内実施計画
ESDというものは国際的な取り組みとして世界中で様々なアクションが行われています。
では、日本ではどんなことがされているのでしょうか?
ここを少し見てみましょう。
ESDを提唱したのは日本ということもあり、世界に先駆ける努力を沢山しているそうです!
見出しにも書いているのですが、国内には
ESD国内実施計画(現在は第2期)
というものが策定されております。
ESDを実現するために、様々な方面の関係者を巻き込んでいくとの記載があります。
ここでいう関係者とは、専門的な仕事を担う人々は勿論ですが、地域住民などもその範疇に含まれますね。
この活動に関わる関係者を総称して「ステークホルダー(利害関係者)」という言い方をします。
この政策では5つのステークホルダーに分類して考えています。
1:政策の推進
2:学習環境の変革
3:教育者の能力構築
4:ユースのエンパワーメントと参加の症例
5:地域レベルでの活動の促進
ここでは詳しくは述べません…。以降の記事で掲載していくつもり…です。
新しい学習指導要領
ESDという教育の概念は、2016年に発表されました、
幼稚園、小学校、中学校、高校及び特別支援学校の学習指導要領の改善及び必要な方策について
という…(そういうものがあるんですね…。)
教育に関する取り決めの基盤になり得ると言われているのです。
その為、現在の新学習指導要領全体における基盤となる理念としてESDの概念が組み込まれているようですね。
この新学習指導要領では、以下に示します3本の柱によって構築されております。
●知能および技能
何を理解してるか、何ができるか
●思考力、判断力、表現力など
理解していること、できることをどう使うか
●学びに向かう力、人間性など
どのように社会や世界と関わり、よりよい人生を送るか
ESDによって何を育てる?
具体的に…ESDによってどんな能力を育てるのか。
これについては明らかになっております。
以下に記載します6つの構成概念と、7つの重視すべき能力と態度があるようです。
6つの構成要素
Ⅰ:多様性(いろいろある)
Ⅱ:相互性(関わりあってる)
Ⅲ:有限性(限りがある)
Ⅳ:公平性(一人一人を大切にする)
Ⅴ:連携性(力を合わせる)
Ⅵ:責任制(責任を持つ)
7つの能力と態度
1:批判的に考える力
2:未来像を予測して計画を立てる力
3:多面的、総合的に考える力
4:コミュニケーションを行う力
5:他者と協力する態度
6:つながりを尊重する態度
7:進んで参加する態度
現代におけるESDの必要性
ESDの必要性というのは以前から言われていたのが、歴史をみてもわかったと思います。
では、その必要性について少し掘り下げてみようと思います。
SDGs実現のためのESD
SDGsというのは、過去の記事でもお話しておりますが持続可能な社会を実現することです。
その為に17の目標を掲げているわけですが、その全てはつながっています。
何が欠けてもいけないということですね。
具体例を挙げるなら…例えば貧困の問題です。
貧しい暮らしを余儀なくされている人を救おうと思ったときに、何が必要かを考えてみます。
生活を豊かにするためには、様々な方面からの支援が不可欠になりますよね。
その一つに、間違いなく教育が必要であるということです。
つまり…教育の充実なくして貧困問題の解決はあり得ないということになります。
オンライン教育によるESDの重要性
もう一つ大切なことは、コロナウイルスによる教育体制の変化ですね。
日本でも2020年3月ごろに多くの学校が休校となったことは記憶に新しいと思います。
これによって、間違いなく今の子ども達が受けるべき教育の機会が奪われました。
当たり前に受けるべき教育機会が理不尽に失われてしまったのです。
この事実は、おそらく将来に大きな影響を及ぼす可能性を含んでいますね…。
そこで、急速に発達したのが「オンライン授業」ですね。
学校の先生が授業をしてる動画を配信したり、オンライン会議ができるようなアプリが充実していますね。
この、教育体制の変化はコロナウイルス対策として考案された方法なのですが、
それ以外にも、様々なメリットを現代にもたらしました。
例えば…
大きな災害や重大な感染症により一定期間登校ができなくった場合…
学校が遠すぎる、何らかの理由で家から出ることが難しい(ヤングケアラー、不登校…etc)
などなど様々な問題にも広く対応できるようになりました。
このように、オンラインでの教育という選択肢を作ることで教育における新たな可能性が見えてきました。
しかし、これを世界中で実現できるかと言えば、現状では難しいかもしません。
いかにして、オンラインでの教育が可能となる環境づくりを進めていけるかというのは、ESDを実現する上で重要となります。
そしてオンラインでの教育の必要性というのは、ESDの必要性と同意とも言えると思います。
終わりです!
内容が難しいですね…。
全然まとまって無い感じで終わりました…。
かみ砕けてない部分は、次回以降に記事にさせていただきたいと思います。
今回はこんな感じですみません。
この記事に関心をもっていただけた方は、是非またお立ち寄りください。
お待ちしております。
今回の記事は、文部科学省様のサイト、資料を参考に作成させていただきました。
リンクを貼っておきますので、もっと詳しく知りたい方は是非ご一読をお願いします。
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