レジリエンスという言葉

このブログをみつけてくれた皆様、ありがとうございます。

こちらでは「インクルーシブ」について考えることをコンセプトに様々な情報発信を行っています。

 

そこに関連した情報や、まったく関係ないことも、書いていますが…(笑)。

 

 

今回、ご紹介したいのは「レジリエンス」という言葉についてです!

 

 

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、おそらく聞いたことない人もいるだろうと思います。

 

 

この記事を通して、レジリエンスという言葉について理解し、もっと知りたいと思うきっかけになって頂ければ幸いです。

 

では、お話しします。

 

 

 

 

目次

レジリエンスを知るきっかけ

わたし自身がこの言葉についてはじめて知ったのは…1年ほど前くらいだったかなと思います。

 

 

トミカのDVDをみてたら…

わたしの子どもの話になるのですが…

いつだったか忘れたんですけど、マクドナルドのハッピーセットでトミカのおもちゃが付いてくる時期があったんですね。

 

 

 

その時におもちゃと一緒にトミカDVDが付属してて、めっちゃ驚いたのを覚えてます。

 

今でもそれにハマってて、私の部屋のテレビを見ると必ず「トミカのDVDみる!」なんて言われて

私の作業効率が急降下しますね…(笑)。

 

 

そのDVDの中に「レジリエンス」という言葉がでてきたんですね!

 

 

レジリエンスを鍛えるおもちゃ

そのDVDの中の、とあるおもちゃを紹介していた時に言われていた言葉なのですが、

 

 

 

「このおもちゃで遊ぶことでレジリエンスが育まれる可能性があります…。」

 

 

的なことを言ってたんですね。

 

 

ふ~ん…。

そうですか……。

 

 

っていうのが第一反応でした。

 

その時に軽く説明されていたのが、

 

 

 

レジリエンス=諦めない心

 

 

ということでしたね。

 

何度も挑戦しようとする気持ちのことを、レジリエンスというのかな…?

っていう感じでした。

 

 

SDGsの目標にも…!

 

実はこのレジリエンスという言葉なのですが、SDGsの掲げる17の目標にも使われてます。

目標については以前の記事でざっくりと書いてますので、良ければご参照ください。

 

 

ただいま私がインクルーシブについて語っている「目標4:質の高い教育を提供する」のところでは使われてないのですが…

 

 

目標9:レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る。

 

 

目標11:都市を包括的、安全、レジリエントかつ持続可能にする。

 

 

なるほどね…

ふむふむ……

 

 

 

 

 

 

 

 

さすが、天下のユニセフ様は難しいお言葉をよく知ってらっしゃるぜ……。

 

 

 

 

以上の2つの目標を掲げた文言に含まれております。この2つの目標も、インクルーシブを説明する上では欠かせない目標です。

 

 

 

いずれ…

 

 

 

 

 

お伝えできる日がくるかと……

 

 

インクルーシブパークにて

これは最近の話なのですが、以前の記事でも書かせていただきましたインクルーシブパークにいってきたときのお話です。

パーク内の遊具について説明しているボードがいくつかあったのですが、

その中の説明文の中にあったのが

RESILIENCE PLAY GROUND

という言葉がありました。

 

ここにもレジリエンスがあった!

 

 

 

子どもの遊びに関して、レジリエンスって言葉が使われるのかな…?

 

その説明文に記載されておりました、レジリエンスについての意味ですが…

 

 

 

自分らしく成長し幸せになるための力

 

 

という風に記載されていました。

 

 

ほうほう…

ほう…

 

 

 

概念的なものなのかな…?

 

 

 

でも、子どもの教育とか遊びとかに関して重要な意味合いを持ってる気がする…。

ましてインクルーシブパークの中でこの言葉を見つけたことが驚きだったので、

 

この言葉を調べてみようと思います。

 

 

 

 

レジリエンスとは?

 

 

レジリエンスの意味について触れていきます。

 

 

 

とは言っても、調べていくといろんな解釈がされているのだなと感じました。

 

 

 

 

おおまかな意味合いは同じなので、私が調べた範囲でお伝えさせていただきます。

 

 

 

 

強さ、強靭性

対義語は「vulnerability:脆弱性」です。読んで字のごとく、強さのことですね。

 

 

とはいっても「強さ」というものを、どう定義づけるかということになりますけど…。

 

 

 

 

強さとは一体……。

漫画みたいな疑問ですね!(笑)

 

 

 

レジリエンスを強靭性という風に表現しているのは、国とか企業とか…とにかく大きいものを捉えるときに使用されている印象です。

 

例えば…

 

 

国土強靭化

列島強靭化

日本は世界でも強靭性が高い国

 

 

 

みたいな感じです。

 

 

組織とか、集団としての強さって感じでしょうかね…。

 

以降に述べていくレジリエンスの意味についても、広い目で捉えると「強さ」と呼ぶこともできるでしょう。

 

 

なので、個人が集まるなかで、様々なレジリエンスを持つ人が集まっている…。

 

個ではなく全としての強さ

 

 

っていうことでの

強靭性と解釈するレジリエンス

と、いうことにさせていただきます…。

精神的回復力

私的には、精神的回復力=レジリエンスみたいな印象ですね。

 

 

 

生きる上での困難とか、脅威…いわゆるストレスということですね。

そういったものに心が晒されていると、傷つくことがあるかと思います。

 

 

 

なので、心が傷ついてしまった時に、そこから立ち直るための能力…ということですかね。

 

 

 

ストレスを与えるきっかけになる出来事は「危険因子」と言われています。

そこから立ち直らせるような出来事は「保護因子」と言うそうです。

 

 

 

あまり詳しく話すのは控えようと思いますが、レジリエンスは「保護因子」の1つですね。

 

この、保護因子としてのレジリエンスが「精神的回復力」と解釈されているようです。

 

 

この精神的回復力を推し量る尺度が紹介されていたので、示しておきます。

1:新規性追求
いろいろなことに興味を持ち、新しいことに「挑戦していく姿勢のことです。

 

 

2:感情調整
自分の中で沸き起こる様々な感情を、自分自身でコントロールする能力のことです。

 

 

3:肯定的な未来志向
未来(自分の将来)に向けた目標を持ち、計画を立てて進んでいく姿勢のことです。

上に述べさせていただいたような要素が強い人ほど、レジリエンスにおける「精神的回復力」が高い人…ということになります。

 

 

そして、最近ではレジリエンスを新たな視点で解釈している意見もあるそうです。

 

 

ものの考え方というものは、日々進化していっているのですね…。

置いていかれないようにしなきゃです…。


抵抗力

「抵抗力」という解釈のレジリエンスでは傷ついてから回復する…という感じよりは、

傷ついてしまうまでに、なるべく自分の中でストレスに抗うスキルのことだと思います。

 

 

 

カゼ薬のCMなんかで、耳にすることもあるかもですが、

そこでもカゼに対する抵抗力を高める

 

 

的な発言がありますね。

 

 

ここでの抵抗力というのも、それと同意だと考えられます。

 

カゼ薬なら、ウイルスや細菌に対する免疫力の強さみたいなことを指しますよね。

 

 

なので、レジリエンスでいう「抵抗力」とは

 

 

ストレスに対する免疫の強さ

 

 

 

 

という風に解釈できるかな…?

耐久性

これは、文字通り「耐える力」のことだと思われます。

 

 

自身がストレスを感じるような出来事に遭遇したり、そういった場所に居座ることになってしまった場合などですかね…。

 

 

その時は、長い時間ストレスに晒され続けることになります。

 

 

そういった場所からは、そうそうに離れることが正解だと思いますが、

現実はそう簡単には離れられない状況だってあるはずですよね。

 

 

そういった際に、発揮されるべきレジリエンスとしての「耐久力」なのでしょう。

 

まとめると…

 

 

ストレスを長く抱えられる能力

 

と、いうことですかねぇ。

復元力、再起力

これって回復力と同意なんじゃ…?

 

って私は思ってました。

 

 

 

 

でも、いくつか調べたんですけど、レジリエンスの説明文には「回復力」「復元力」という風に、2つ記載されてるんですね。

 

 

 

皆様は、どう解釈しますか…?

 

 

とりあえず、ここでは私なりの考えを述べさせていただきますね。

 

 

まず、回復という言葉の意味なのですが…調べてみたところ、

壊れたり、痛んだりしたものに対して、元の状態に戻す…

的な意味でした。

 

 

なので、故障とか摩耗とか…経年劣化みたいな状態から、元の状態に戻す過程を「回復」という感じでした。

 

 

 

 

 

んで…「復元」について述べます。

 

これについても、壊れたものを元に戻す…といったニュアンスは同じです。

 

 

ですが「復元」という言葉を使う場合は、壊れ方が異なる…と思われます。

 

壊れるに対して回復という言葉を使う場合は、先述した通り故障とか、劣化とかなんですね。

そのものの、原型は留めてるんです。

 

 

それに対して「復元」という言葉を使う場合の壊れ方とは…

 

 

おそらく原型をとどめないほどに損傷が酷い場合なのではないかと思います。

つまり、バラバラになってる…。

 

 

ということです。

 

 

これをレジリエンスの説明に戻してみますと、

 

強いストレスによって心が傷つくだけにとどまらず、心がバラバラになってしまうほどに酷いダメージを受けてしまった状態…。

 

 

 

ということになりますね。

 

そこから、バラバラになった心を元に戻すことのできる能力のことなのだと思います。

 

 

まとめると…

 

 

バラバラになった心を元に戻して、再起を図ることができる力

 

と、いうことではないでしょうか?

 

言うのは簡単ですけどね…。

 

 

身近で聞きやすい例えを出すなら、ずっと好きだった人に告白してフラれても、時間をかけてでも立ち直れる人…みたいな感じですかね!

しなやかさ、跳ね返り力

この意味でレジリエンスという言葉が使われていることも、多いそうです!

 

物理学の用語なのですね。

「外力による歪みを跳ね返す力」

 

 

ということだそうです。

 

 

 

しかしまぁ、これば物理学の言葉なので本当に物理的に跳ね返す力なんでしょうね…。

 

 

今、ここで取り扱っているレジリエンスという言葉としての「跳ね返り力」とは、そういった意味から転じたものと考えられます。

 

そしてしなやかであることです。

しなやかとは…
柔らかく、弾力があり、よくしなるさま

のことです。

 

まとめると…

 

 

外界のストレスを柔軟に受け止め、跳ね返す力

 

 

のことでしょうねぇ。

社会におけるレジリエンスの必要性

このレジリエンスという言葉は、現代社会においても、非常に重要なキーワードとして取り扱われています。

 

今を生きる人々は、常に何かしらのストレスに晒されていることと思います。

 

 

自身の立場によっても、また違ったストレスを抱えることにもなりますね。

 

その必要性について少し触れておきましょう。

 

 

部下に求められるレジリエンス

若いうちは、やはり多くの失敗をします。その時にレジリエンスが低い状態だと、

心が傷ついてしまい改善困難な状態にまで追い詰められてしまうことも、無くはないと思います。

 

現在の若者の特徴としても各所でも取り挙げられているのですが、

 

「失敗を恐れて、挑戦をしない」 

「空気を読みすぎる」

「言われたことだけをやり、他に興味が無い」

 

 

 

などの特徴があるそうです。

 

まぁ…なんとなく思い当たる節がわたしにもありますね。

ヘマをしない、失敗しないことを最優先し、自分の意見を持たない、言わない…。

 

確かにそんな若者が増えている印象です。

 

ただ、何十年も働くことになるのに何十年もそんな姿勢で社会で生きていけるのかと言うと…なかなか現実的とは言い難い…です。

 

ですから、若いうちはむしろ挑戦してほしいです。失敗してもやり直せる、挽回できます。

 

 

 

失敗するつもりで、自分の意思で進むことこそが求められるレジリエンスではないでしょうか?

 

 

上司に求められるレジリエンス

ある程度、自分の地位や立場が上がってくると視野が広がってきます。

そうなると必然的に求められる責任の量や質のハードルが上がります。

上層部からのプレッシャーや、クレームなどへの対応、部下の育成などなど…。

 

 

 

その結果、強いストレスに晒される…ということになってしまうのですね。

 

 

こういった立場に立っている人に求められるものとは何でしょうか…。

 

 

強いストレスにも抗っていける職場の雰囲気やシステムを作っていくことだと思います。

 

 

そのためには、自分が強いレジリエンスを会得していく必要がありますね。

 

 

そして、どのようにしてレジリエンスを高めることができるのか…ということを把握しておくことが大切だと思います。

 

 

それを、部下に教え伝えていくこと…。

 

 

失敗することで、レジリエンスを高めることができることを知っているだけでも、挑戦する動機づけになるかもしれませんね。

 

 

先述したのですが「肯定的な未来志向」という言葉も大切になるかと思います。

 

部下に対しても、上の人間に対しても、やはり明確なビジョンがあると安心材料になるでしょう。

 

 

 

遠い未来だと、わからないことが多くて信ぴょう性が薄れるかもしれませんから、近い未来とかでもいいかもしれませんね!

 

 

 

  

まぁ…

 

 

 

 

どの立場からもの言ってんだよって話ですが…

 

 

ただの独り言だと思ってください…。

 

レジリエンスを保つには?

これで最後です。

最後はレジリエンスを保つ為に何をすればいいのか…について少し触れていきます。

どの立場にいる人でも、おおまかな方法は一緒だと思ってます。

 

 

レジリエンスに不可欠な3つ

端的に言いますと、

 

 

 

自分を大切にする

自分を認める

自分をリスペクトする

 

 

 

この言葉に尽きると思います。

 

結局ストレスを感じるきっかけというのは、「失敗」が引き金になってるケースが多いのではないかなと思います。

 

仕事にしろ、人間関係にしろ…ですね。

 

 

その時に「自分の価値」というものをどう見るのか…ということです。

 

うまくいかない自分なんて価値が無い…なんて思ってしまうのは残念ですね。

 

 

レジリエンス=勝つとかではない!

ここで、勘違いしないでいただきたいのは、レジリエンスの強い人というのは、

 

他人に勝ったり、立ち向かう人

 

 

ではないということを理解してください。

レジリエンスを語る上で、正直は話…他人の存在はどうでもいいんです。

 

 

主語は自分なんですね。

 

 

他人を意識するのは、社会生活を送る上では大切なことなんですけどね…。

ですけど、それが全てではないです。

 

 

他人が組織を作っているのではなく、自分も組織を作っている、コミュニティの一部であるという自覚は大切だと思います。

 

 

レジリエンスとは

社会で自分を守り抜くためのスキル

だと認識してください。

 

 

 

 

 

おわりです!

今回は以上になります。

レジリエンスって言葉は、最近耳にする機会が増えてきたように思います。

 

この記事をみて、少しでも参考になれば幸いに思います。

 

 

記事の更新が遅れて申し訳ありません…。

ゆっくりになっても、ブログは続きますので…

 

 

 

長い目で見守ってください!(泣)

 

では、また会いましょう!

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