ESDの5つの優先行動分野

このブログを見つけてくれた皆様、ありがとうございます。

 

このブログでは「インクルーシブ」について考えることをコンセプトとして様々な情報発信を行っています。

 

 

現在はインクルーシブを語る上で欠かせないSDGsについてのお話をメインテーマとして記事作成を頑張っています。

 

本日、お話したい内容は前回のインクルーシブについての記事で書かせていただきましたESDについての続きになります!

 

 

目次

ESDを少しおさらいします。

前回の記事でも少し触れているのですが、ここでもさらっと確認しておこうと思います。

 

良ければ以前の記事も参考にしてください。

 

 

ESDとは…

何度も多用してますESDの意味ですが…

 

ESD:持続可能な開発のための教育

 

という意味です。

 

 

SDGsの理念としても掲げられている、持続可能な開発目標を達成するために必要な教育…

というと少し解釈しやすいかもしれません。

 

 

 

まぁ、それこそがSDGsの目標4-7に掲げられている持続可能な社会を作る為の教育ということです!

 

   

ただ、この教育という言葉が非常に広い意味を持っていることはイメージしていただけると幸いなのですが…。

 

教育=学校 だけではないということです…。

 

 

学校はもちろんなのですが、それ以外の地域社会や企業、様々な大人に対しての教育…

という意味合いも含まれますね。

 

 

ESD for 2030

このESDを達成するために名付けられた計画の名称が…

「第2期ESD国内実施計画」

と呼ばれるものになります。

 

この計画なのですが…

これは2014年にESD世界会議が開かれた際に提唱されたアイデアを、2021年より本格的に指導する目的で定められた理念となる

 

「ESD for 2030」

 

を基盤として作られている計画となります。

 

 

なので、ESD国内実施計画を語るということは

 

ESD for 2030を語ること…とも言えます。

 

 

 

今回、お話ししたい内容も

そのSDGs for 2030に示された内容についての記事となります。

 

…というのが前置きになります。

長くなってすみません…。

   

 

今回の内容は、SDGs for 2030の理念の中にあります…

多様なステークホルダーを巻き込む

ということと、

 

ステークホルダーごとの取組としての5つの優先行動分野

 

についてお話します。

 

 

ステークホルダーを巻き込む

まずお話したいことは、多様なステークホルダーを巻き込む…ということです。

 

なので、まずはステークホルダーについて触れておきます。

 

     

ステークホルダー?

これについても、前の記事で少しですが…触れていますね。

 

ステークホルダーというのは、企業などが活動する際に関わる、すべての利害関係者のことです。

   

これには2つのカテゴリーがあります…。

   

直接的ステークホルダー

その企業や団体の取組に対して直接影響を与える要因のことを指します。

いわゆる…顧客や従業員、株主などですね!

 

 

間接的ステークホルダー

その企業や団体の取組に対して、直接的な影響を及ぼすわけではないけど、影響を及ぼし得る要因のことです。

例えば…地域社会、従業員の家族などです!

 

今回のESDでのステークホルダーは、もちろん直接的、間接的要因のどちらも含みます。

 

 

ステークホルダーを巻き込むとは…

では、ステークホルダーを巻き込んでいくというのはどういうことなのかと言うと…

 

各ステークホルダー間のパートナーシップを高めていく…

 

と、解釈できるかなと考えてます。

 

 

ESD for 2030では、各分野のステークホルダーの参加を推奨しています。

そして、その協調のなかで戦略がたてられるべきであるとも述べられていますね。

 

 

様々なステークホルダーが相互に関わることで、様々な人が関わることになりますね。

 

各領域で十分に育ってきた人々がつながりを持つことによって、より強いネットワークの形成、ネットワークの重層化が図れる…。

 

ということです!

 

 

 

5つの優先行動分野について

では、ESD for 2030に示されている、各ステークホルダーの取組についてみていきましょう。

 

 

具体的に、5つの優先行動分野にてお伝えさせて頂きます。

 

 

1:政策の推進

これは主に国や地方公共団体を中心としたステークホルダーの取組になります。

 

 

政策決定者による、ESDの実現に向けた枠組み作りが重要となります。

 

 

SDGsに貢献できるよう多様な文化とつながりながら学習できる環境づくりの促進が重要です。

 

質の高い教育に結び付くように、健康教育の推進や食育、安全教育などの推進が具体的な取組の1つと言えます。

 

さらに、ESD推進に向けた諸外国との連携についても日本の戦略として推進しています!

 

その他、様々な活動がありますが、ここでは割愛させていただきます。

 

2:学習環境の変革

こちらについては、学校、国及び地方公共団体、市民などが主なステークホルダーとなります。

教育機関などが、ESDを念頭においた学習内容うや指導方法を見直すことによって、学習者自身が自らの学びを社会へ還元できるような体制づくりが重要となります。

 

それによって「持続可能な社会の創り手」を一人でも多く育成していくことが目標となります。

 

そのための教育手段としても、ICT技術を導入していくことが推奨されています。

また、学校内での教育にとどまらず自然と触れる機会を積極的に作るなど、多くの資源を利用することが望ましいとされています。

 

 

その他、いろいろありますが、今は割愛させていただきます。

 

 

 

3:教育者の能力構築

こちらのステークホルダーは、学校職員、国や地方公共団体、その他教育機関などにあたります。

 

学ぼうとしている人を支える立場にある教育者の教育はESD実現の為に重要と言えるでしょう。

 

その為には、教職員に対する研修や国際交流などを図ることで教育者としての持続可能な社会についての見聞を広げることが必要です。

 

 

 

そうした活動を続けることで、ESD実現の為に具体的な行動を起こし、実践ことのできる教育者を育成していくことが目標となります。

 

 

その他にも様々な活動がありますが、ここでは割愛させていただきます。

 

 

 

4:ユースのエンパワーメントと参加の奨励

こちらのステークホルダーは、ユース団体、市民団体、国や地方公共団体等です。

ユース:若者

エンパワーメント:仕事を任せること

 

  

 

つまりユースのエンパワーメントとは…

 

 

若者に仕事を任せて権限をゆだねること

と、言うことができると思ってます。

 

このユースのエンパワーメントはESDの核とも言われている取組になります。

 

可能な限り、ユースや女性のエンパワーメントが目標として掲げられています。

 

 

その目標を実現するために、ユース同士のコミュニティを作ったり、国際的な議論にもユースが参加できるような環境の整備が行われています。

 

 

 

5:地域レベルでの活動の促進

ここでのステークホルダーは、国や地方公共団体、市民団体、民間企業などになります。

 

地域は、事前環境や文化の多様性などによって培われたコミュニティであることが多いです。

だからこそ、ESD実現の為の具体的行動を通じて、地域を作る全ての人にとってより良い地域コミュニティを作る努力が必要です。

 

将来的には、地域ごとに限定した「地域循環共生圏(ローカルSDGs)」への取組としてESDが促進されるような取組が後押しされるそうです!

 

 

 

地域ごとに、独自の持続可能な社会のルールを作っていく…といった意味合いでしょうか…。

 

 

 

 

おわりです。

今回は以上になります。

これでもESDについては全然説明できていないですね…。

 

本当に広い意味や意義を持っているんだなと、調べながらしみじみ思います…。

 

 

私のこの記事によって、SDGsやインクルーシブに興味を持っていただけるきっかけになれば幸いです。

もしも興味が沸いた方は、是非とも別の記事も読んでみてください!

 

 

では、また会いましょう!

 

 

 

今回の記事も、主に文部科学省様の資料を参考に書かせていただきました。詳しく書いているので、是非読んでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次