SDGs目標4-5:教育の平等Ⅰ(性別)

このブログを見つけてくれた皆様、ありがとうございます。

このブログでは「インクルーシブ」について考えることをコンセプトとして様々な情報発信をしています。

興味を持っていただけた方は是非一度お目通しのほどを、よろしくお願いします。

 

 

最近はインクルーシブという言葉を考える上で「SDGs」について理解することが大切と感じたので、そこに絡めつつお伝えしています。

目次

教育の平等について

本日、お話したいテーマはSDGsの目標4のうち

4-5:教育のなかでの男女の差別をなくす、障がいがあったり、先住民族だったり、特にきびしいくらしを強いられている子どもでも、あらゆる段階の教育や、職業訓練を受けることができるようにする

 

ということです。

 

 

 

なるほど。。。

つまり…

 

 

 

性別、人種、障がい、経済格差などに関係なく、みんなが平等の教育を受ける!

ということですかね…。

 

 

これも、とても難しいテーマですね。言葉だけ聞くと抽象的なイメージになりやすいのではないでしょうか…?

 

 

 

少なくとも私がそうです…。

 

 

 

よし、5分たったな……はじめよう!!

 

性別による教育の格差?

男の子と女の子で、教育を差別化するって…

現代の日本では、ほとんどありえない話です。(昔はあったかも…。)

 

 

教育の男女格差は、世界で起きてるんです。

世界のどこかでは、女の子が教育を受けることが当たり前になっていないのです。

 

女性に教育は必要ない…?

どうして女の子は教育が必要ないといった風潮があるのでしょうか…?

 

 

これについては世界はもちろん、一昔前の日本でもそんな風潮がありましたね。

 

 

 

誰が決めたかもわからない「男らしく」、「女らしく」ということです。

 

 

女は家のことをして、家族の面倒をみるものだという決めつけがあったのです。

日本では、だいぶ意識が変わりつつありますが、世界では未だにそういった風潮が根強く残る地域もあるそうです。

 

 

その他にも様々な要因によって女の子の教育機会が奪われています。

  

 

人格な未成熟の若い年齢の時に結婚や出産をしてしまう(児童婚と言います)ことで、学校教育から離れざるを得ない状況となる…。

 

学校などの教育機関に、安全な通学路や女性用トイレが整備されていないことで、女性が利用しづらい為に教育機会が減ってしまう…。

 

児童の両親が教育というものについて十分な理解を得られていない為に、女の子が教育を受けるチャンスがなくなってしまう…。

 

 

 

等々…挙げだすとキリがない程です。

 

女子教育という発想

こうした現状に対して、世界では「女子教育」という形で様々なアクションが見られています。

 

以前は、女子教育という言葉は女性の為の、いわゆる女性ならではの教育といった、男性と区別化される教育という位置づけだったようです。

 

ですが、現在の女子教育というのは意味合いが異なっているようで、男女平等を目指す上で、女性が受けるべき教育といった位置づけとなっているようです。

 

幼い女の子が、自分の意思とは無関係なところで教育から切り離されるといったことが将来的には無くなることが望まれています。

 

◆読み書きを学び、仕事が選べる。

◆知識を得て、自分の居場所や役割を知る。

◆性教育や倫理について正しい知識が得られる。

◆人間関係を学び、社会性が身につく。

 

 

これは、女の子個人にとってとても大きなメリットになるでしょう。

 

 

しかし、それだけでしょうか?

個人が救われるだけではないように思えます。働き手が増え、社会貢献におけるスキルを身につけた人材が増える…。

 

 

これは社会にとっても非常に大きなメリットになると思います。

女性の社会進出は、未来の社会を明るく照らすカギになるかもしれませんね。

 

 

果たして平等な社会になる?

さて、こんな感じで小さい頃から女の子が十分な教育を受けることで、みんなが幸せになれるのでしょうか…?

 

 

……実はそんな簡単じゃないのですね。

 

 

なんといっても、日本がまさにそうなのです。

 

日本の教育では、義務教育ということで小学校、中学校までは、男女が区別なく同じ教育を受けられるようになっていますね。

 

例えば、大学や大学院の進学率で比べると、どちらも男性の方が進学率が高いようです。

 

そうなると、就職してからの生涯収入にも差が生まれてくる等…格差がでてきますね。

 

 

働く現場を見ても、女性の割合はいかがでしょうか?

 

 

例えば女性議員の割合などは、まだまだ少ないという印象は抱きやすいのではないかと思います。

企業の幹部クラスも、男性の割合が多いと聞きます。

 

 

まぁ病院なんかは、看護師がいますから…そもそもの女性職場なんですけどね。看護師なんかは逆ですよね。男性の割合が圧倒的に少ないことを肌で感じてます。

 

 

以上のことをまとめて考えてみると、日本の社会は性別の偏りが激しいんでしょう。

 

男ばかりの職場は、とことん男が多い。

女ばかりの職場は、とことん女が多い。

 

 

世界的にみても先進国として位置づけられている日本でも、やはり格差は目立ちます。

 

というか日本は先進国のなかでも、男女の賃金格差が大きい国のワースト1位なんだそうです。

       

教育の平等などと…うたってはいますが、それは小学校、中学校までくらいなもので…。

実際は明確な格差が未だに残っているんですね。

冒頭で、日本の教育は平等だ…みたいなことを言ってましたが、それは義務教育のお話のことを言っておりました。

 

 

教育とは、義務教育が終わってからもずっと続くものです。だからこそ、もっと長く広い目で教育というものを見つめなおすことが大切なのだと思います。

 

それこそ、言ってしまえば一生教育とは続くものなのかもしれないですね。

 

「高等教育」と「就職後の社会」における男女平等が実現できてこそ、本当に「平等な教育」と呼べるのでしょうね。

 

  

 

 

とりあえず、今回はこのあたりにしておこうと思います。

 

この話題というのが、先にお話しする予定でありますSDGsの目標5(ジェンダー平等の実現)というところでお話しようと思っているので、その時にまた、いろいろとお話ができたらと思います。

 

 

このブログに興味をもっていただけた方は、この次も是非、お立ち寄りいただけると嬉しいです。

 

 

ちなみに今回のいろいろな情報は「ミラサス」様のサイトをとても参考にさせていただきました。是非、そちらを読んでみてください。

 

女子教育をはじめとした、平等についての情報については「ワールド・ビジョン・ジャパン」様のサイトを大変参考にさせて頂きました。こちらも是非、読んでいただけると理解が深まります。世界の飢餓、貧困、災害、紛争に苦しむ子どもたちを支援するワールド・ビジョン・ジャパンの公式ホームページです。

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