このブログをみつけてくれた皆様、ありがとうございます。
こちらでは「インクルーシブ」について考えることをコンセプトとして、様々な情報を発信しております。
今回のテーマは、SDGsの目標4-6にあります
「すべての若者や大半の大人が、読み書き能力や基本的計算能力を身につけられるようにする」
という言葉について考えていこうと思います。
読み書きや計算について、その定義や世界の実情は?
今回のテーマは、読み書きと計算にフォーカスしていますね。
どうして、この2つに焦点を絞ったのかは不明ですけど、教育を実現する上で、読み書きと計算は不可欠だから…なのかなぁと勝手に思っています…。
読み書きの定義
ここで、読み書きや計算という言葉は少し曖昧に感じる方もいるのではないでしょうか?
わたしも、書きながら感じてます…(笑)
これについてはですね、外務省のホームページに定義が書かれてましたので、それを紹介させていただきます。
つきましては、この記事で言う「読み書き」「計算」とはそれを指しているものとご理解いただければ幸いです。
読み書き、計算でできる者とは…
読解力、数的思考力の習熟度レベルが1以上の16~65歳のものを指す。
そのような基準があるのですね…。
詳しくは記載しないのですが…。
簡単に書きます。
<読解力の習熟度レベル1>
短い文字や文章を読み、問題や指示に対してほぼ同じ情報を特定できる。
文章の中に、自分で適切な情報を追加することができる。その時に、対立する情報はわずかに存在してもよい。
文章の意味を決定する言葉の意味が理解でき、段落を読むスキルがある。
<数的思考力の習熟度レベル1>
個数を数えることができる。
ものを並べることができる。
基本的な計算ができる。
「50%」のような簡単な百分率がわかる。
詳細は外務省のホームページを見てみてください。一応貼っておきます。
読み書き、計算のできない子は多い!
実際、世界ではどんなものなのか…。
教育を受けることができていない子どもたちだけでも、1億人を超えているとのこと…。
そして15歳以上の読み書きができない人で言えば、実に7億人を超えるとも言われているそうですね…。
多いですねぇ…。
日本では、義務教育ですから
自分が望まなくても自動的に読み書きや計算を学ぶことができる体制が整っています。
これは実はほんとにすごいことなんですね。
当たり前にことなのでしょうけど…世界に目を向けると、日本は恵まれています。
識字率…最低の国は15%
識字率という言葉はご存じでしょうか?
識字率とは、文字の読み書きができる人の割合を指す言葉のことです。
この、識字率というのは年々改善されていっているそうで、現在は世界で90%程度になっているとのことです。
ただ、これはあくまで平均なのですね。
つまり、格差が激しいということです。
識字率の高い国は極端に高く、低い国は極端に低いという現状があります。
識字率の最も低いニジェールという国は、わずか15%だという驚愕の事実がありますね…。
ちなみに日本の識字率は99%です。実は100%ではないんですね…。
これだけ体制が整っている国でも、日本のどこかでは適切な教育を受けることができていない子どもが存在しているのです。
補足なのですが、識字率は男女格差があるのです。以前の記事にも少し触れたことがあるのですが、教育には男女格差があるのですね…。
この識字率にも、明確な男女格差が生まれているという現状も知っておいてください。
読み書きできないとどうなる…?
ここで、皆様に問いたいのですが…
読み書きや計算ができないことを想像できますでしょうか…?
どんな問題が起きますか…?
情報が得られない
身近な問題として挙げると、そもそもスマホが使えないし、意味のない機械になりますよね。
これだけでも十分恐ろしいですよね…。
スマホに限らず、テレビとか、紙媒体など…
つまりは情報が得られないということです。
便利さとは、読み書きや計算ができることが大前提ということですよね。
多くのリスクにさらされる
次は、危険な目に遭うということです。
具体的に何かと言えば…
薬や物などの注意書きが読めない。
立ち入り禁止などの警告が読めない。
善悪の判断がつけられない(詐欺にあう)。
などなど…挙げだすとキリがないです。
結局は的確な情報が入ってこないから…ということですよね。
特に人の健康とか、お金に関する情報などは命に直結する情報なので、本当に深刻な問題です。
仕事が選べない
読み書きができないと、そもそも仕事ができない可能性があります。
できたとしても、非常に内容が限られる…ということになります。
まず、どんな仕事も、尊ぶべきです。
ですが、その仕事を拡大するとか人を増やすなどのことを目指すと、どうしても読み書きが求められる場面に遭遇すると思います。
つまり、素晴らしい仕事であったとしても、育ちにくいということになります。
マニュアルなどを作成するとなれば、当然読み書きや計算が必須であります。これがないと、仕事を継承していくことが難しくなるんですね…。
そうなると、働きがいのある仕事や自分のやりたい仕事などをみつける機会が失われていく…という事態に発展するということですね。
何ができる?
識字率が低いということは、そもそも教育を受ける土台が出来上がらないということですね。
なので、極論を言えば識字率を上げればいいのですが、いうのは簡単ですね…。
世界の取り組み
世界では、このような課題を解決するために様々な団体が活動されているようです。
私がたびたび紹介させていただいておりますワールドビジョン様も積極的に活動なさっています。
学校に必要な備品の調達や女性用トイレの設置、教員の研修など、教育の土台を築くためにいろいろなことをされています。
そのほか、ユネスコ様も「世界寺子屋運動」という形で世界の識字率低下の問題に向き合っているそうですね。
学びの場を作り、基本的な識字の教育や、教員への研修などの活動が紹介されています。
私たちは何をする?
では、個人としてはこういった問題について何ができるのでしょうか?
まずは、知ることです。このブログで何度も言ってますし、そのためのブログなので…。
まずは世界の問題について知ってください。日本の当たり前は世界の当たり前とは違う現実を知って下さい。
当たり前に教育をうけることは、実は贅沢なことなのだということです。
あとは、ユニセフへの寄付ということも、具体的な支援になります。
おわりです!
今回はこれで終わりになります。
長くなりまして申し訳ありません。
わかりやすく…を一応のモットーにさせていただいてりますので、内容が薄いと思われた方は、是非リンクなどから深堀してみてください。
では、また会いましょう。
今回の記事も、ワールドビジョン様のサイトを参考にしております。是非ともお目通しをよろしくお願いします。
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